yellowtail_radish’s blog

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【感想】父親たちの星条旗

mixiより転載 (記載日:2012年07月15日)

クリント・イーストウッドの作品はやはり重厚だ。

親父の大好きな戦争モノだが、
その影響が悪い方に傾いたようで、
俺はまったく興味を持っていなかった。

小学校の頃にも、戦争を体験した祖父、祖母から話を聞いて来いと、
課題が出た頃も興味がなかった。

今でもそうだ。興味なしだ。

戦争モノが好きな人に何がいいのか教えて欲しいものだ。
まぁ人が好きなモノに対して、「何が面白いの?」とは聞きづらいので、
聞ける機会があるかどうかは怪しいものだ。

さて、映画のレビューなので、そちらを書かねば。。

この映画は史実のようだ。

銃弾を受けても、耐えて耐えて最後には敵を倒すタフなソルジャー!
一発の銃弾も当たることなく、ロケットランチャーで敵を吹き飛ばす筋肉隆々の男!
戦場に咲く一輪の花のような可憐な女性。

そんなものは一切でない(´・ω・`)

血なまぐさい戦場で戦う兵士、
戦争後のトラウマ、自責の念に苦しむ兵士、
兵士を英雄ともてはやし、芸能人にあったかのように喜ぶ人々、
安全な地から兵士を金のなる木のように扱う政治家、

うんざりするようなエゴイスティックな戦争の一面にスポットライトを当てたのが、
この映画である。

この映画は史実だそうだ。

強いメッセージ性を持った映画なので、
見ることで考えさせられた。

この作品を裏側から描いた「硫黄島からの手紙」も見てみたいと思う。
興味無しの戦争モノだが、その時にもう一度自分の考えをまとめてみたい。