【感想】タイヨウのうた
mixiより転載 (記載日:2013年01月10日)
天は二物を与えたが、三物は与えてくれなかったYUIの映画。
この映画を見たのは、YUIがベストアルバムを出して引退するらしい頃です。
だから見ようと思ったわけではなくて、たまたまです。
(Huluマイリストを上から順に鑑賞していたら見ることになった)
全てがYUIを中心に回っている映画であり、
YUIの行動、言動、歌がこの映画の核となっている。
周りを固める演者も素晴らしい。
彼氏役の塚本高史には、とても好感を抱いた。
両親の麻木久仁子、岸谷五朗は完璧だ。
岸谷五朗には涙を誘われた。
親友役の通山愛里も良かった。
夢に描いたような親友だ。
あと可愛かった。。。演技は上手くないけど
そしてYUIだ。
きっと頭の良い子なんだろうな。
キャラクターとしてのアマネカオルを体現していた。
彼女の表情・言動・行動は生き生きとして血が通っている。
なによりも歌だ。
透明でパワフルな歌声には、惚れ惚れする。
もしも、彼女の歌声を聞いた監督がこの映画を作ったと聞かされたら信じるだろう。
本当に素晴らしかった。
YUIの台詞の棒読みがなければ、間違い無く満足度は★5になっていただろう。
彼女が一言しゃべるだけで現実に引き戻されるのが切ない。
惜しいなぁ。。
アマネカオルは、病気という陰を持っている太陽の女の子という印象だけど、
YUIは、人付き合いが苦手な天才肌の人って印象だもんな。
そりゃ咬み合わないよ。。。
書いて思ったけど、アマネカオルって不可思議なキャラクター性だよね。
難病持ちで、産まれてこのかた太陽の下に出たことがない。
でも元気で、それこそ太陽のように笑う。
不可思議だ。
色素性乾皮症(XP)という難病であり、何歳まで生きられるのかが分かってしまう。
その短い人生を、健常な人が80年かけて使うエネルギーを全部燃やして過ごす。
それゆえ、アマネカオルは夜の中でも太陽のように輝く子でいられる。
という、精一杯好意的で臭い解釈をしてみる。
あっ、あとエンディングの右下のアニメーションすごい良かった。
最高のデザートだね。